どう書いたらよいのか。
気持ち定まらないまま書き出そうとしている。
ぺタヤヴェシ木造教会 (Petäjävesi Old Church) 。
Finlandに行くにあたり2つのルートを検討したが
いずれもその中心にはぺタヤヴェシがあった。
私のルート作りの基本は、①1日の移動は200km内、②1日の見どころ。
①はレンタカーなので疲れすぎるのを避けたいこと、また、
ぎりぎりの距離を予定していると”遺跡あり”のサインが出ていても
「時間がないからパス!」せざるを得ない。
通りすがりの不測の事態に対応する余裕が欲しい。
②距離を移動するためだけに1日費やすのは
時間の限られた旅ではもったいなさすぎる。
軽重織り交ぜて「今日のポイントはここ」という場所がほしい。
そこで、まず、ルート無視でLonely Planetの行きたい場所に
ざっと付箋を立てる、それを地図にマークする。
地図のマークの固まったエリアに狙いをつけ、
宿の取れる街を探して調整しながらルートを絞っていく。
街歩きや遺跡が好きなので、Finlandの場合、
北部(トレッキングとか)は全然興味が持てず
自然と南部に付箋が集まったのだけど、そのあとが問題で
南部の東西全域にばらけてしまった。
1周するには距離的に厳しい。
取捨選択しなければならない。
そのときに、絶対にはずせない、と思ったのがぺタヤヴェシ。
世界遺産の木の教会である。
木の教会というだけでどのようなものかは全くイメージがなかった。
もちろんH.Pで写真を見ることはできる。
でも、行くかどうかの判断をする程度に写真を見ることはしても
行く前に見過ぎたくない。
ユヴァスキュラから車を走らせ30分。
数軒の家とクラフトショップが集まった小さな村を通り抜け
湖の狭い場所に架かった橋を越え
周りに何もない木々に挟まれた小道の先にそれはあった。
木の教会、と一言で言えばそのとおりなのだけど。
キリストがいて、確かにここは教会なのだけど。
厚みのある木はたわみ、目を見張る華美な装飾はないのだけど。
「祈りたい」という気持ちをここほど感じた場所はない。
今手元にあるリーフレットやガイドを見ても
その文言を見つけられないので
現地の何かで読んだのだと思うのだけど
(そういう意味で不正確です)
遠くて、正式な教会を建てられる順を待ち切れなかった
近隣のファーマーたちが35日で十字形の教会部を建ててしまったという。
遠目に「座敷わらしがいるよ♪」と言ってたら実はキリストの像だった(汗)とか
見方によってはちょっと不気味、だけど天使だよね・・・みたいな
素人(?)が気持ちをこめて気持ちのままに作ったのだと
その素朴さに心打たれます。
私たちが訪れたのはあいにく雨の午前中。
光があまりに弱すぎて中は暗く
もし晴れた日だったらもっと・・・と思わずにいられなかったけど
実際そこに立つことができただけで幸せだったと思います。

















夕方、他の場所からユヴァスキュラへの帰り道
教会の見える場所で車を停めました。

雨はやんでいるものの光は射さず・・・
あぁ、やっぱりもう一度晴れた日に来たい。

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ペタヤヴェシの教会について。
(
フィンランド政府観光局H.Pより抜粋)
1994年 世界遺産(文化遺産)
6~8月は毎日10:00-18:00 それ以外は要予約
ペタヤヴェシの教会建築は、1763年から1765年に大工ヤーッコ・レッパネンと職人たちにより行われた。聖堂は縦と横が全く同じ長さのギリシア十字形で、深みのある茶色に塗られている外壁は、伝統的な校倉造りの工法を用いている。床は剥き出しのままの木材が敷き詰められ、荒削りの板で作られた天井は、船底をひっくり返したような半円形を描いている。ギリシア十字形の交差部の天井は八角形を成し、「1764」の数字とアルファベットのイニシャルが刻まれ、歴史に名を残すことのない名も無き職人の生きた証がそこにある。説教台には、ほのぼのとした表情の聖人と天使があしらわれている。聖堂内の装飾は素朴で飾り気のないものだが、木のぬくもりと落ち着いた雰囲気が漂っている。尖塔には鷲の彫像をいただき、寄せ棟造りの屋根は、小さく削った木片を魚のうろこのように並べて造られている。これは18世紀のフィンランド木造教会の典型的な特徴。1821年、ヤーッコ・レッパネンの孫エルッキ・レッパネンにより窓が広くされ、鐘塔が付け加えられて現在見られるような聖堂に改築された。新しい教会が1879年に完成してからは、長い間木造教会は使用されることはなかった。最近では夏の間に礼拝や結婚式が行われる。厳しいフィンランドの自然の中で生きる人々が熱心に祈りを捧げる聖堂は、18世紀の姿のまま存在する。